
今日はランディー・ドゥ・プニエのパーソナルトレーナーを務めるイブ・デマリアに語ってもらいましょう。ご存知のかたも多いと思いますが、イブは元モトクロス世界チャンピオン。1972年1月22日マルセイユ生まれで、ランディーと同じフランス人です。MX3クラスのタイトルを2004年、2006年、2007年と3回も制覇し、MX-1やMX-2でも勝利を記録しているモトクロス界の偉大なライダーです。ランディーを精神的にも肉体的にも鍛えるため、2009年から本格的にトレーニングのサポートを行い、グランプリ全戦にも帯同もしています。
■ランディー・ドゥ・プニエ
何よりもイブとは親友であり、そしてモトクロスでのキャリアを尊敬しています。彼と仕事を始めたとき、私たちのことを変わった組合せと思う人もいました。たしかに、個人トレーナーや元GPライダーをパートナーとして指名することもできましたが、イブなら正しく私をサポートしてくれると思いました。モトクロスライダーとして鍛え上げられた強さがあり、私が集中力やマシンを操るスキルを高める方法を教えてくれると思ったのです。実際、多くのGPライダーがトレーニングにモトクロスを取り入れていることを考えると、イブは理想のパートナーです。
■イブ・デマリア
-初めてランディーに会ったのはいつですか?どのような経緯で一緒に働くことになったのですか?
最初に会ったのは10年ほど前のスーパーモタードレースです。すぐに友達になり、シーズンオフにモトクロスの練習を一緒にするようになりました。2008年終わりにランディーが、ライダーとしてもっと強く、そしてレースでの集中力を高められるように、私に本格的なサポートを頼んできました。これは、私にとっても良い経験になると思い、それを受けることにしました。
-ランディーのためのトレーニングプログラムを聞かせてください。
ランディーはスポーツが大好きなので、ベースは自転車とランニングですが、いろいろな種目を組み合わせることは難しくありません。もちろん、モトクロス、エンデューロ、スーパーモタードも練習します。
-モトクロスライダーとして、レース前の準備で最も大切なことは何だと思いますか?特別な食事メニューやトレーニングなどですか?
どんな競技の選手でも、健康な身体を持ち、規則正しい生活をすることは不可欠です。そのうえで、適切なトレーニング、食事メニュー、睡眠が必要です。そして、最も大切なことは競技のために、多くのことを犠牲にする覚悟です。
-モトクロスライダーとMotoGPライダーの身体的な違いは何ですか?
MotoGPライダーには、モトクロスライダーほど多くのトレーニングが必要ないことは確かです。ロードレースは、筋肉というよりは柔軟性が求められます。一方、モトクロスには、強靭な肉体と筋力が必要です。そして、ひたすらバイクに乗って走りこむことが求められます。